ピコグリルコピーの後発品だが、なかなか良いジェネリックピコグリルだと思う。ピコグリルは持っていないので、ネットで見た印象からのだけど。
小さなポーチが付いてくる。これは火の粉で穴が開いちゃう柔いものだし、もとよりぴちぴち過ぎるので、アップデートが必要だ。とりあえずの容器、くらいに考えておけばよいと思う。重ね方で収納サイズが変わりそうな印象がある。薪を受けるプレートが柔軟でない+立体的なので、収納の厚さはある程度ある。工夫が必要だが、どうせ焚火セットとして軍手や着火剤を一緒にしまいたくなるので、自分で適当な袋を作った方がよさそう。
組み立てはピコグリルのほうが簡単そうではある。部品はそれぞれバラバラになるので、不器用な人だとダウシングをするみたいになると思う。また、組み立てた後も、上の部品が外れることが何度かあった。ただ、剛性感があり、そのようなことになったとしても崩れないのでOK。
剛性感はピコグリルより確実にある。その代わりピコグリルよりはだいぶ重い。小さな焚火台と比べると、大きな枝を直接載せられることが利点に挙げられており、大きな薪を載せたときも不安はない。また、枝を適当に折って短くし焚火を片寄せて、もう半分にクッカーを置くことも可能だ。全面を使って焼肉なんかをするときも火力のグラジェントをつけやすいのでよいように思う。炎を起こすことが目的の焚火だともっとコンパクトのやつでよいと思うけど、焼き物+湯沸かしくらいを考えるならこれくらいのサイズがよい。
想定される上面を使った料理については、少々火から遠くなりがちなので、一工夫必要だと思う。おそらく大きな薪を使うことを想定した高さだけど、細かい薪で料理をするときは、高すぎて火力が弱い+クッカーの持ち手が燃える懸念がある。背の高さを低くするパーツも売っているが、切ってしまった方が安上がりなので、自分は恐らくそのうち切断するかな。
風通しはよく、杉だとあっという間に燃え尽きてしまう。ウインドスクリーンを用意していなかったので、慌てて周りに石を組んである程度風を防ぐようにした。構造をかんがえれば当たり前だが、風が強い時の使用は気を配った方がよさそうだし、多分ウインドスクリーンも買うことになる(専用品があるけど、あんまり意味が分からないので、この辺はキャプテンスタッグあたりのをかうのがベターだと思う)。
底面にも穴が開いているがここから灰が落ちるので、直火NGのキャンプ場だと、下にバットなどを置いておいた方がよいかもしれない(これも専用品があるが、必要かは不明。ちょっと調べた感じ、8枚取りくらいのバットのほうが軽そう。)
ついてくるスピットは鍋を載せる分には十二分な感じ。専用の焼き網も買ってみたが、これもこれで悪くない。ただ、かさばるので100均の網を使い捨てにした方が気軽だとは思う。
初焚火台だが、ソロやデュオの焚火台としては全然悪くない印象である。ただし荷物を極限までコンパクトにしたいような場合には、もっと別の選択肢を考えた方がよいのかもしれない。私は、直火OKのキャンプ場だと今後もこの焚火台を持って行って、夕食くらいはこれだけで済ませると思う。(直火NGだと、どうかな…。もしかしたら灰を受ける容器を持って行くのがめんどくさいな、となるかもしれない…。)
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