2016年5月23日月曜日

Thinkpad E520をWindows7 32bitからWindows10 64bitにアップグレードした

業務で行った作業だが、一応役に立つ人もいるかもしれないので。ただしきれいには取りまとめてはいない。

条件

  • Thinkpad Edge E520
  • Windows 7 Professional 32bit
  • Intel Core i5 2450M (Sandybridge)
  • Intel HD Graphics 3000
  • Memory 4GB
  • HDD 500GB
オチ:クリーンインストールしてもカードリーダー以外はWindows Updateですべてのドライバが適切にあてられた。カードリーダーもWin7のドライバをLenovoのサイトから拾って来ればOKだ。


インストールするWindows10
Windows10 Pro, 64bit ver1511 (USBメディアからインストール)
USBメモリのインストールメディアを作成する際に、言語と32bit, or 64bitの確認はあるのだが、HomeかProかの確認はない。この確認は、OSのインストール途中で尋ねられる。複数台アップグレードする予定があるので、日本語かつ32bit and 64bitのインストールメディアを作成した。

少し古いので、LenovoのWindows10対応リストからは外れているが、Windows8.1には対応しているようで、ドライバ類も提供されている。また、Sandybridge世代をWindows10が未対応ということもないだろうということでアップデートインストールを一台、クリーンインストールを一台検討した。

32bitに依存するなにかを使用するわけではないのに32bitバージョンがインストールされているというのも気に食わないので、特に問題が起こらなければ、クリーンインストールを行い64bit、UEFIモードでのセットアップを行うつもりだ。

USBメモリからのアップデートインストールはとくにややこしいことも起こらず完了した。ただし当然ながら、このままでは32bitかつMBRから起動するレガシー環境である。さらっと触って問題がなさそうなのでWin10をクリーンインストールする。

USBメモリのインストーラーからbootすると、まず64bitか32bitかを聞かれる。

クリーンインストールについては、あちこちに情報があるUSBメモリの作成をおこなって、それからブートする形で実行した。WindowsのインストーラーはまずHDDのフォーマットなどを行う場合に詳細インストール画面に入るイメージがあったがそのような面倒な操作は必要なく、とりあえずインストールへ進むことでHDDのフォーマットなども可能のようだ。

HDDにはいろいろとパーティションがあるが、Lenovoのリカバリパーティションもふくめてすべてを削除した。MBR環境が残っているとUEFIを有効にしていてもOSのインストーラーがインストールを止めるためだ。何も考えずにすべてのパーティションを削除し、インストールを進めるとよい。勝手に適切にパーティションを切ってくれる。もちろんバックアップを取ったうえでだ。

UEFIだが変更するのは完全なる興味だ。アップグレードを行った環境では、この辺を有効にできないので、わざわざクリーンインストールをするのだからこれでどれくらい環境として変わるのか、起動くらいは早くなってくれないか期待している。

インストール事態は、1.5hくらいかかるとはいえ、それほど面倒な感じはしない。

Proバージョンだからか、最後に個人でつかうか職場のPCかという質問が現れる。これで職場のPCを選ぶとAzure ADもしくはドメイン参加という選択肢が現れる。これでドメイン参加を選ぶととりあえずローカルアカウントを作成するように誘導された。

PC名を設定できなかった。Windows10はPC名を適当な文字列に設定されてしまい、覚えられないのでドメイン参加する前にPC名の変更を行ったが、とりあえずはまず、自由にネット接続ができるLANに接続し、Windows Updateを行った。

ディスプレイドライバをOSのインストールメディアが持っていないようだった。HD Graphics 3000はとくに古いものとは思っていなかったので以外だったが、Wifiおよび有線LANが生きているのでとりあえずWindows Updateからドライバを拾ってきた。タッチパッドのドライバも更新されたが、変化はわからない。Windows Updateだけでデバイスマネージャーからみる拾えなかったドライバは、カードリーダのみだった(ハードウェアIDから確認した。)。この手の安い15インチくらいのノートPCって変なデバイスがないからメーカーがサポートしなくてもたやすくOSの更新をできそうだ。

カードリーダーのドライバだが、LenovoのサイトでWindows8.1のドライバも見つけられなかったので、Windows7のドライバを手動でインストールしたところ特に問題なく完了した。

その後アンチウイルスソフト、MS Officeなどのインストールを完了し、ドメイン参加をしてネットワーク回りの設定を完了させれば、十分に使える感じになる。

自分的にはまだまだCore i5ならSandybridgeは現役であると思っていて、私物であればメモリを8GBまで増設とSSDに交換することで一万ちょっとで十二分に活躍できるPCにできると思うのだが、さすがに職場のPCなのでそこまではやれなく。

しかし、新品のころからいまいちだったPCがWindows10にアップグレードすることでずいぶん快適になったので、ほかのSandybridge世代のPCについても需要があればアップグレードする方向で進めようと思う。

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