日曜の朝にふと思い立って、休日おでかけパスを買って総武線に乗った。駅に行くまでの間にとりあえずの目的地として我孫子の弥生軒で唐揚げそばを食べよと思い立ったからだ。
駅そばは普段からよく食べるんだけど、話題のこの蕎麦は食べたことがなく、以前から気にはなっていたが、ついにというわけである。休日パスを使ったお出かけルートとしてはあまり遠くなく効率的とは言いがたいが、我孫子から先の旅程を考えつつ、総武線に揺られて移動する。
西船橋で乗り換え、ディズニーランドへ出かける多くのお客さんを尻目に武蔵野線の府中本町行きへのる。新松戸までだ。多分降りたことがない街。関係ないけど、いつか武蔵野線で東京から府中本町まで乗ってみたいものだ。大体東京近郊に行ったことがあると主張できるようになりそうである。
新松戸からは、常磐線で我孫子へ。常磐線は快速線と緩行線に分かれているみたいだが、各停のほうは微妙に古臭いデザインの東京メトロの電車だった。いつも地下鉄といえば東西線だったので結構違和感があった。ただ、椅子がふかふかで暖房も効いていてとてもよかった。しかしこの時期は、扉の開閉のたびに冷たい風が入ってくるので停車が多い各駅電車はドアを全部は開けないというオプションも検討してほしいところだ。
我孫子駅のホームにある弥生軒、小さな掘っ立て小屋みたいなお店で店内では10人も立てないくらいの狭さだ。外で食べているひともいる。唐揚げ2つがいい感じっぽいので頼むと、すでにゆでてある麺を温めて、大鍋からスープが注がれて唐揚げを2つのせてネギを載せて。すぐにサーブされる。
どんぶりの表面は唐揚げでうめつくされていて、でかい。これは失敗したとおもった。大体この手の唐揚げは胸肉が多くてパサパサで美味しくないイメージがあるのだ。しかし、かぶりついてみると鶏もも肉だった。衣が厚めで味も濃いのでできたて熱々だと美味しい唐揚げだろうと思った。唐揚げだけをテイクアウトしている人もいた。100円くらいなのでコンビニのチキンよりも美味しいかもしれない。お店の中にはフライヤーはなかったのでおそらくよそであげて持ってきているのだろう。
さて肝心のそばだが、これは唐揚げの味が強いのでつゆの香りがかき消され、冷たい唐揚げでつゆもぬるくなってしまってイマイチだった。麺はコシがよわく箸で持ち上げるとぶちぶちちぎれてしまう。味は悪くないけど、唐揚げも含めた全体としてはイマイチ感がある味だった。
多分全体のバランスとしては、唐揚げ一つをそばに載せないで月見そばあたりにするのがいいのかなと思う。もう一度トライしてみたいところだ。
そばを食べて腹ごなしをしてから、高崎線の端っこ、高崎まで行くことにして、JRだけで移動したいので、常磐線快速電車で上野へ向かった(続く)
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