2016年2月3日水曜日

リボンUIについて、最近思ったこと。

最近年上の上司(60代)にPCの使い方を教えていて、リボンUIを嫌う人たちがなんで嫌うのか一つ気が付いたことがあったのでメモっておく。

昔の人は、メニューじゃなくて、ボタンのある場所を覚えていたっぽい。

リボンUI以前のUIを使っていたときは、目的とする機能がどこにあるのかをある程度把握していた。以前のバージョンのコントロールパネルも同様だ。そのため、画面の表示面積に対するボタンの数は非常に多かった。ボタンに機能の説明書きは必要なかった。上書き保存がフロッピーディスクマークなのと同様だ。使ったことがない機能を探し出すときは、メニューのボタンから目的の機能がありそうな場所を掘り下げていくのがそのやり方だった。
リボンUIに変わって使えなくなった。だって分類がぐちゃぐちゃ、ボタンが見えないんだもんってことになる。以前のシステムはハイコンテクストなしくみだったのかもしれない。iOSやAndroidにも似た、作法を覚えないと使えない感じ。

リボンUIはどちらかというと、状態+目的ドリブンな感じがする。

リボンUIは、わからんが思想としては目的ごとにボタンをまとめて、その時使える機能を見せてくれるようになっている印象がある。例えば、Wordで画像をクリックすると、サイズや色合いを変更するメニューがでてくるとか。つまり、そのタイミングでユーザーがしたいであろうことを並べる感じだ。
初めてPCを使う人はこちらが使いやすいのではないだろうか?今できることを並べてくれるのでその中から適切なものを選択すれば良い。

ただ、リボンUI使っていると画面の大きさによっては表示されるボタンが異なるという罠がある。これが混乱のもとになっている気がする。

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